NFV(Network Function Virtualization)
NFV(Network Function Virtualization)とは、ネットワーク機能を仮想化し汎用的なハードウェア、あるいはクラウド上で実現すること。
NFVの概念において仮想化されるネットワークの機能は、CDN、WAN高速化(アプリケーション高速化)、ファイアウォール、IDS/IPSなど。ネットワーク従来のルーティング・スイッチングの話ではなく、ある特定の機能を提供するNW系ノードの仮想化を指す。よって、vFWやvLBという言葉がこれに当たる。
よく似た言葉にSDN(Software Defined Network)があるが、これはルーティングやスイッチングをソフトウェアで中央制御する概念である。よって、Data-plane(D-plane)とControl-plane(C-plane) のように、顧客データのセグメントと制御系データのセグメントを分けたアーキテクチャを取るようなネットワークのエッジの構成のことを言う。
・NWノード仮想化 = NFV
・NWエッジ(の管理)の仮想化 = SDN
文章での説明は、こちらのリンクがわかりやすい。
ネットワークの仮想化技術~SDN、NFVが変えるネットワークの世界~ - JPNIC
絵での説明は、下記がわかりやすい。SDNで構成してある仮想ネットワークのコンポーネントとして、NFVが登場しているように、両者は別々の概念である。